くりっく365
くりっく365とは、取引所を介する外国為替証拠金取引のことを指す通称です。
くりっく365の大きな特徴は、やはりその安全性・信用性でしょう。くりっく365は、それ以外の従来の取引(「Over the counter/OTC」「店頭取引」「相対取引」などと呼ばれる)と比べて、より安全かつ有利な取引ができます。
くりっく365の特色は、大きく分けて以下の3点。
(1)取引業者が倒産しても、証拠金は全額返還が基本。
(2)投資家にとって有利なレートでの取引が可能。
(3)税率は一律20%(通常は最大50%)。
FXは1998年の改正外為法の施行以降、多くの業者が参入してきました。しかし当初は取引を取り締まるための機関や法的な規制がなかったため、悪質な取引業者も現れ、投資家と業者とのトラブルが急増しました。そこで、このような状況を打破するための法の整備が求められるようになりました。
くりっく365は、2005年7月の金融先物取引法(現在は「金融商品取引法」の一部になっている)の改正・施行に伴って発足したものです。この法整備によって、「取引業者の金融庁への登録義務」「希望しない顧客に対する取引勧誘の禁止」「取引業者の財務基盤の健全性の確保」などが定められました。そしてくりっく365によって、初心者でも安心してFXを行うことができるようになったのです。
くりっく365と店頭取引との違い
くりっく365(取引所取引)は、よく従来の店頭取引(非取引所取引)と比較されます。くりっく365は、店頭取引と比べると、主に以下のような点で優れています。
・複数の金融機関が売買価格を提示。この中から投資家にとって最も有利な価格を選ぶことができる。また、売買価格だけでなく取引状況も開示されるなど、店頭取引と比べると透明性が高くて安心。
・取引時間は土曜日・日曜日・元日を除く毎日で、ほぼ24時間いつでも取引できる。
・証拠金は取引所に直接委託することが義務付けられているため、もし取引会社が倒産しても、証拠金は原則として全額返還される。
・取扱機関は法と東京金融先物取引所が定める参加条件を満たす、信用性の高い金融機関。
・同一通貨の建玉については、受取額、支払額ともに同額になっている。
・税制面では、(1)税率は一律20%、(2)損失が出た場合、翌年以降3年間の繰越控除ができる、(3)他の先物取引との損益通算もできる、といった良さがある。
とはいえ、くりっく365も、いいことばかりではありません。くりっく365のデメリットとしては、
・手数料は無料にならない。
・取り扱っている通貨ペアが、7通貨ペアのみである。
が挙げられます。くりっく365を選ぶ際は、以上のことを念頭において選ぶといいでしょう。