セカンドライフ
セカンドライフ(Second Life)とは、アメリカ・サンフランシスコの「リンデンラボ(Linden Lab)社」が運営しているバーチャルワールドの名称です。
セカンドライフは「世界」であるだけに、オンラインゲームとは違って決まった使い方はありません。セカンドライフにおいては、現実世界同様、遊ぶのはもちろん、商売や資産運用すら可能です。
商売・資産運用は、セカンドライフが注目されている大きな要因となっています。というのは、セカンドライフ内で得た収入は、リアルの通貨に換金することができるからです。ここまでできるセカンドライフは、まさにバーチャルワールドと呼ぶにふさわしいでしょう。
セカンドライフに参加するには、PCに専用のソフトをインストールする必要があります。セカンドライフはWindows、Macintosh、Linuxのいずれにも対応しており、2007年7月現在で、アカウント数が700万以上にものぼっています。ちなみにセカンドライフの日本語版は、β版が2007年7月にリリースされています。
セカンドライフの歩き方
セカンドライフでは、何をするのもユーザーの自由です。ただしセカンドライフはゲームではなく「world」であり、かつコミュニティーでもあるため、現実世界同様、一定のルールが存在しています。
セカンドライフ内で禁じられている行為としては、
(1)Intolerance:性別・人種・宗教などにおける差別
(2)Harassment:脅迫やセクシャルハラスメントなどの嫌がらせ
(3)Assault:非戦闘区域における、相手の同意を得ない攻撃
(4)Disclosure:非公開の個人情報の暴露
(5)Indecency:アダルト表現の制限がある区域での破廉恥な行動
(6)Disturbing the Peace:スパム送信・イベント妨害といったような迷惑行為
これらは「Big Six(ビッグ・シックス)」と呼ばれ、これによってセカンドライフ内の秩序が保たれています。
セカンドライフは名前通り「第二の人生」であり、上記の「Big Six」からも察せられるように、犯罪行為や商売すら可能な、ある意味リアルの世界と変わらない世界です。それゆえセカンドライフに参加するには、リアルの世界同様、高いモラルが問われると言えるでしょう。