デビットカードについて解説します。

デビットカード

デビットカードとは、店で買い物をするときに、金融機関のキャッシュカードを使って直接支払いができるサービス。

 

日本では、1998年6月に郵政省や都市銀行などが中心になって「日本デビットカード推進協議会」を設立し、「J-debit」という名称で1999年1月からサービスを開始。「J-Debit」のロゴマークのある加盟店であれば、現金の代わりに使用することができます。

 

デビットカードの機能は、加盟金融機関のキャッシュカードに自動的に付帯され、年齢制限や審査がありません。また、会費や利用料がかからず、休日や夜間も含め手数料も不要です。

 

デビットカードの利用法はいたって簡単で、店頭に設置されている端末機にカードを挿入し、暗証番号を入力するだけ。あとは、銀行口座から代金が引き落とされ決済が行われます。

 

デビットカードは、クレジットカードのようにサインする手間がなく、おつりのやり取りもなく、現金での支払いよりもスムーズにできる便利なシステムといえるでしょう。

デビットカードのメリット

デビットカードとは、ショッピングの際に銀行などの預金口座から即時、また数日後までに引き落として支払うクレジットカードに似たサービスのこと。

 

デビットカードの機能は、銀行のキャッシュカードを作るとき自動的に付与されます(一部クレジットカード会社などでは、デビットカードを発行しているところもある)。

 

デビットカードは、クレジットカードと同じく現金を持っていなくてもショッピングができるとても便利なサービスですが、ほかにどのようなメリットがあるのでしょうか。

 

デビットカードのメリットとして、

 

・預金残高の範囲内でしか支払えないため、借金をすることがない。

・即時引き落としなので、あとで支払いに困ることがない。

・会費、利用料、手数料などいっさいかからない。

・キャッシュカードがそのままデビットカードとして使えるので、面倒な書面による契約手続きがない。

・支払いはキャッシュカードを提示、暗証番号をプッシュするだけ。

 

などが挙げられます。

 

一方、デビットカード加盟店にとっても、即時決済・即入金のため確実に売り上げの回収が行える、手数料がクレジットカードより安い、釣り銭の間違いがないなどのメリットがあります。

 

デビットカードは、これまで現金とクレジットカードが中心だった決済方法に新たな方法として登場しました。キャッシュカードとしての機能と簡易クレジットカードとしての機能との二面性を持っているのがデビットカード最大の特徴といえるでしょう。

最新記事