協同組合系カードについて解説します。

協同組合系カード

協同組合系クレジットカードとは、「協同組合連合会 日本専門店会連盟」(日専連)や「協同組合エヌシー日商連」といった、商業系の協同組合が発行しているカードのこと。

 

「協同組合連合会 日本専門店会連盟」とは、事業協同組合を会員とする協同組合連合会の一つ。地域中小企業の協同組合による組織であり、地域商人の地位向上と地域社会への貢献、そして共同体社会の実現を目指す運動体です。加盟する組合の数は2007年7月現在で99。

 

「協同組合エヌシー日商連」とは、全国のクレジット事業を営む団体(協同組合または株式会社)が集まって結成された組織。主な活動は、地域のクレジット事業の発展・合理化を図ることで、地域消費者・地域経済・社会に貢献することなど。北海道支部、東日本支部、西日本支部、九州支部の4つに分かれています。

 

協同組合系クレジットカードには、日専連発行の「日専連カード」とエヌシー日商連発行の「NCカード」があります。

 

協同組合系クレジットカードのうち、「日専連カード」は、各地域の専門店会ごとに発行され、全国約89,000店の日専連加盟店で利用できます。国際ブランドはJCBとVISAが大半ですが、DC、MASTERも取り扱っています。さまざまな業種とタイアップした提携カードや代行カードがあります。

 

一方、「NCカード」は、各地域の団体(協同組合や株式会社)で発行され、全国各地のNC日商連加盟店(約390万店)で利用可能な協同組合系クレジットカード。国際ブランドは発行している地域団体により異なりますが、多くはVISA。少数ですがJCBも取り扱っているところがあるようです。

 

協同組合系クレジットカードは地域社会に密着しているのが特徴で、サービスには地域ならではのキャンペーンやイベントへの招待などがあります。ほかにもさまざまなサービスや特典があり、ショッピングやグルメ、旅行と、ライフスタイルに合わせて利用できるカードです。

日専カードとNCカード

協同組合系クレジットカードとは、中小商店が組織している組合組織が、クレジット事業を行うために発行しているクレジットカードのこと。

 

協同組合系クレジットカードは、具体的には「日専カード」「日商連NCカード」を指します。

 

「日専カード」の種類は、日専連ハッピーカード(年会費永久無料)、日専連JCBカード、日専連DC・VISAカードの3種。いずれにも盗難保険付帯、特約のレジャー施設やホテル・旅館などの宿泊料割引、レンタカー料割引、ポイント還元、地域ごとのキャンペーンなど、盛りだくさんのサービスが付いています。

 

一方、「NCカード」は、旅行やコンサートへの招待、提携店やホテル、レジャー施設、レンタカー利用の割引、ポイント還元など、発行元独自の優待割引や便利なサービスが付いている協同組合系クレジットカード。年会費は無料のところがほとんど。

 

協同組合系クレジットカードは、各地域の団体や専門店会ごとに発行されています。そのため、協同組合系クレジットカードには、各地域と密着した独自のサービスなどが付いているのが特徴です。

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