銀行系カードについて解説します。

銀行系カード

銀行系クレジットカードとは、、銀行を中心とした金融グループが発行するクレジットカードのこと。銀行系クレジットカードの主なものに、三井住友系の三井住友カード、みずほ系のUCカード、東京三菱系DCカード、UFJ系のUFJカード、アメリカンエクスプレスなどがあります。そのほか、住友信託銀行系の住信カード、シティバンク系のシティカードなども。

 

銀行系クレジットカードは、1982年の銀行法の改正まで関連会社がクレジットカードを発行していました。現在でも、地方の一部の銀行を除き、銀行が直接発行するのではなく、グループのクレジットカード会社が発行しています。また、1992年の法改正で、銀行系カードも「リボルビング払い」を、2001年の法改正で、「分割払い」も扱えるようになり、信販系カードと同じ使い勝手になりました。

 

現在、銀行系クレジットカードは、クレジットカードの中心であり、クレジットカードの発行枚数では、信販系、流通系を押さえてトップ。また、銀行系クレジットカードは、審査が比較的厳しいことなどからステータスが高く、利用者にとっては安心して使えるという面があります。

銀行系クレジットカードの特徴

銀行系クレジットカードとは、銀行や銀行系金融機関の発行するクレジットカードのこと。一般に銀行系クレジットカードは、ほかのカードと比べると、審査が難しい傾向がありますが、発行元となる銀行の口座を持っていると申込手続きがよりスムーズになる場合があるようです。

 

銀行系クレジットカードには、主に次のようなカードがあります。

 

・JCBカード〜唯一の日本発の国際ブランド。永久年会費無料カードや女性専用カード、ETCカードなど、ライフスタイルに合わせて幅広くラインナップ。 

 

・三井住友カード〜日本のVISAのパイオニア。三井住友VISAカードとして有名だが、MasterCardも発行。2007年よりiDをクレジットカードに標準搭載。

 

・さくらカード〜三井住友グループのもう一つのクレジットカード会社。JCBのカードを発行。さくらドライバーズカードは、最大30%のキャッシュバックがある。

 

・DCカード〜三菱東京系のカード。年会費無料のJizileや、学生専用のDCエスプリ、20代のためのDCゴールドなどがある。

 

・UFJカード〜UFJ系のクレジットカード会社。JCB、VISA、MasterCardのカードを発行。NICOSカードとの合併でさらなるサービス向上が期待される。UFJ VIASOが人気。

 

・シティカード〜世界のシティバンク系のクレジットカード会社。世界で1億枚以上発行されており、カードの加盟店数は2800万店。

 

・UCカード〜みずほ銀行系のカード。ただし、2005年10月以降自社でUCカードの発行は行わず、流通系のクレディセゾンおよびUCカードグループが発行。

 

・りそなカード〜りそなカード(株)とセゾンが提携し、りそなカード〈セゾン〉を発行しているほか、JCB・UC・VISAブランドのカードを取り扱っている。

 

銀行系クレジットカードは、審査が厳しい反面ステータスが高く、発行元独自のさまざまな特典もあり、持っていて損はないカードと言えるでしょう。

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