福利厚生カード
福利厚生カードとは、福利厚生のために、法人に所属する者や職域生協の組合員に対して発行されるカードで、ビジネスカードの一種です。
福利厚生カードには、ゴールドカードに準ずるサービスが付帯していますが、限度額は、個人で契約するゴールドカードの場合は平均100万円以上なのに対し、福利厚生カードは50万円〜80万円程度と低く設定されています。
しかし、福利厚生カードは、カード会員とその同居の家族が使用できることが多く、カードを提示することで、さまざまな施設やショッピングなどが割引に。また、クレジット会社との提携カードなら、クレジット会社の特典(ポイントや割引、損害保険など)もついてくるというお得なカードです。
現在、福利厚生カードを発行しているところは、それほど多いとは言えませんが、今後増えていくものと思われます。
なお、福利厚生カードは、法人の契約形態によっては、カード利用分が翌月の給与から直接天引き(控除)されるパターンもあります。
福利厚生カードのメリット
福利厚生カードとは、福利厚生のために、社員や職域生協の組合員に対して発行されるビジネスカード。
福利厚生カードを持つメリットは、カードと提携している施設が割引になること。ショッピングやレストラン、スポーツクラブ、ホテル、温泉、カルチャースクールなどのほか、各種チケットや人間ドック、ブライダルまで割引になることも。福利厚生カードはライフスタイルをサポートしてくれるカードと言えますね。
福利厚生カード、現在は広く浸透しているとは言えませんが、有名なものには、JCBおよび三菱UFJニコスが国家公務員共済組合連合会(KKR)と提携し、現職者およびそのOBに発行する「KKRメンバーズカード」があります。また、「住信VISAゴールドカード」および「住信ロードサービスVISAゴールドカード」は、朝日新聞社と提携し、同社のアスパラクラブの会員に、ビジネスカードを年会費2,625円で発行しています。
なお、法人によっては、福利厚生カードとコーポレートカードの2種類を持たせ、公私混同させないようにしているところもあるようです。